
金華山の山頂にそびえる岐阜城は、織田信長が天下統一の拠点とした歴史的名城です。標高329メートルからの絶景を楽しみに訪れる方が年間を通じて絶えませんが、「駅からどうやって行けばいいの?」「一番安い方法は?」「所要時間はどのくらい?」と、アクセス方法で迷う方が非常に多いのが実情です。
実際に岐阜城を訪れてみると、駅からバス・ロープウェー・徒歩と複数の交通手段を乗り継ぐ必要があり、初めての方にとってはやや複雑に感じられるかもしれません。しかし、事前にルートと所要時間を把握しておけば、驚くほどスムーズにたどり着けます。
この記事で学べること
- JR岐阜駅から岐阜城まで最短約30分、バス代片道230〜250円で到着できる
- バス・タクシー・車の3つのアクセス方法を料金と所要時間で徹底比較
- JR岐阜駅北口バスターミナルの12番・13番乗り場から乗れば迷わない
- グループ旅行ならタクシーが1人あたり約500円で最もコスパが良い
- 季節や天候によるロープウェー運休リスクと代替ルートの備え方
岐阜城アクセス方法の全体比較
まず結論からお伝えします。岐阜城へのアクセスは主に3つの方法があり、それぞれ料金・所要時間・快適さが異なります。
ご自身の旅行スタイルに合った方法を選んでいただくために、一覧で比較してみましょう。
岐阜城アクセス方法 比較一覧
最もコストパフォーマンスが良いのはバス利用で、片道230〜250円・約15分で岐阜公園まで到着できます。そこからロープウェーと徒歩を合わせて約15分で岐阜城に到達するため、駅から合計約30分の道のりです。
一方で、タクシーは約10分・1,500円程度と時間的には最速です。3〜4人のグループであれば1人あたり約375〜500円となり、バスとほぼ同等のコストで快適に移動できるため、人数によってはタクシーの方がお得になるケースもあります。
バスでのアクセス方法(最もポピュラー)

岐阜城を訪れる方の大多数が利用するのがバスです。JR岐阜駅・名鉄岐阜駅のどちらからも乗車でき、運賃も手頃なため、個人旅行の方には最もおすすめの手段です。
JR岐阜駅からのバス乗車手順
JR岐阜駅に到着したら、まず北口(長良口)のバスターミナルを目指してください。改札を出て北口方面に進むと、大きなバスターミナルが見えてきます。
北口バスターミナルへ
JR岐阜駅の改札を出て北口(長良口)方面へ。12番または13番乗り場を探します。
「岐阜公園方面」行きに乗車
N80系統や長良橋方面行きのバスに乗車。行き先表示に「岐阜公園」と書かれたバスを選びましょう。
「岐阜公園・岐阜城」で下車
約15分で到着。バス停名は「岐阜公園歴史博物館前」の場合もあります。運賃は230〜250円です。
バスの乗り場は12番乗り場または13番乗り場です。行き先表示に「岐阜公園」「長良橋方面」「市内ループ左回り」などと書かれたバスであれば、岐阜城の最寄りバス停に停車します。
主な対応路線は以下のとおりです。
- N80系統(やまけんバスターミナル方面)
- N系統(長良橋方面行き各路線)
- 市内ループ線左回り
バスの運行間隔はおおむね10〜15分に1本程度で、日中であれば長時間待つことはほとんどありません。ただし、土日祝日や行楽シーズンはやや混雑することがあるため、時間に余裕を持って出発されることをおすすめします。
名鉄岐阜駅からのバス乗車方法
名鉄岐阜駅を利用する場合も、基本的な流れはJR岐阜駅と同じです。名鉄岐阜駅からもバスターミナルにアクセスでき、同じ路線のバスに乗車できます。
名鉄岐阜駅はJR岐阜駅と近接しているため、どちらの駅からでも「岐阜公園方面」行きのバスを見つけることは難しくありません。駅周辺の案内表示に従って進めば、バス乗り場にたどり着けます。
バス停から岐阜城までの道のり
バスを降りてからが、岐阜城アクセスの後半戦です。ここからの流れを把握しておくと、現地で慌てることがありません。
「岐阜公園・岐阜城」バス停で下車したら、まず岐阜公園の中を歩いて金華山ロープウェー乗り場へ向かいます。この徒歩区間は約3分で、公園内は整備された歩道が続いているため歩きやすいです。
ロープウェー乗り場に到着したら、金華山ロープウェーに乗車します。山頂駅までの所要時間はわずか4分。眼下に広がる岐阜の街並みと長良川の景色を楽しめる、旅のハイライトのひとつです。
山頂駅に到着してからは、約8分の山道を歩いて岐阜城の天守閣に到着します。この区間はやや急な坂道や階段があるため、歩きやすい靴を履いていくことを強くおすすめします。
タクシーでのアクセス方法(快適さ重視の方へ)

時間を節約したい方や、荷物が多い方、小さなお子さま連れの方には、タクシーが最適な選択肢です。
タクシーの乗り方と料金
JR岐阜駅の北口タクシー乗り場からタクシーに乗車します。運転手さんには「岐阜公園まで」または「岐阜城まで」と伝えれば問題ありません。
3〜4人のグループ旅行であれば、1人あたりの負担はバスとほぼ変わらない金額になります。この場合、タクシーの方が荷物も楽に運べて快適なため、グループにはタクシーを積極的におすすめします。
なお、タクシーで行けるのは岐阜公園のふもとまでです。そこからはバス利用の場合と同様に、ロープウェーと徒歩で山頂の岐阜城を目指すことになります。
タクシー利用時の注意点
帰りのタクシーについても考えておく必要があります。岐阜公園周辺には常時タクシーが待機しているわけではないため、帰りは以下のいずれかの方法がおすすめです。
- 行きのタクシーで運転手さんに帰りの時間を伝えて待機をお願いする
- 配車アプリ(GO タクシーなど)を活用して呼ぶ
- 帰りはバスを利用する(バス停はすぐ近くにあります)
車でのアクセス方法と駐車場情報

自家用車やレンタカーで岐阜城を訪れる方も多くいらっしゃいます。名古屋観光と組み合わせて岐阜まで足を延ばすドライブプランも人気です。
高速道路からのルート
岐阜公園の駐車場を目指す場合、主に3つのルートがあります。
ルート①:岐阜各務原ICから
東海北陸自動車道の岐阜各務原ICを降りたら、国道21号線を西へ進みます。その後、国道156号線を北上し、岩戸トンネルを出た先の交差点を左折。鵜飼い大橋の手前を左折すると、岐阜公園方面に入ります。
ルート②:一宮木曽川ICから
名神高速道路の一宮木曽川ICを降りたら、国道22号線から国道156号線を北上します。以降はルート①と同じ経路で岐阜公園に到着します。
ルート③:東海環状自動車道 岐阜ICから
東海環状自動車道の岐阜ICを降りて右折し、地域の案内表示に従って岐阜公園方面へ向かいます。
駐車場の料金と注意点
岐阜公園には専用の駐車場が整備されており、料金は1回310円とリーズナブルです。
金華山ロープウェーの詳細情報
どのアクセス方法を選んでも、岐阜公園からは金華山ロープウェーを利用して山頂を目指すのが一般的です。ロープウェーは岐阜城アクセスの要となる交通手段ですので、詳しくご紹介します。
ロープウェーの基本情報
金華山ロープウェーは、岐阜公園内の山麓駅から金華山山頂駅までを約4分で結びます。ゴンドラの窓からは岐阜市街や長良川、天気が良ければ遠くに御嶽山や日本アルプスの山々まで見渡すことができます。
運行間隔は通常15分おきですが、混雑時にはより頻繁に運行されることもあります。
悪天候時のロープウェー運休リスク
強風や雷雨など悪天候の際にはロープウェーが運休する場合があります。これは安全上の措置であり、事前に天気予報を確認しておくことが重要です。
ロープウェーが運休した場合の代替手段として、金華山には複数の登山道が整備されています。最もポピュラーな「めい想の小径」は山頂まで約1時間、比較的緩やかな「七曲り登山道」は約40分〜1時間の道のりです。ただし、登山道はそれなりの体力が必要ですので、天候が不安定な日は訪問日の変更も検討されたほうが良いでしょう。
岐阜城までの全行程の所要時間と費用まとめ
ここまでの情報を踏まえて、駅から岐阜城天守閣に到着するまでの全行程を、交通手段別にまとめます。
バス利用の場合の全行程
交通手段別の総コスト比較
交通手段を選ぶ際は、バス代やタクシー代だけでなく、ロープウェー代も含めたトータルコストで考えることが大切です。
バス利用
- バス片道:¥230〜250
- ロープウェー:別途有料
- 所要時間:約30分(駅→天守閣)
- おすすめ:個人旅行・節約派
タクシー利用
- タクシー片道:約¥1,500
- ロープウェー:別途有料
- 所要時間:約25分(駅→天守閣)
- おすすめ:グループ・快適重視派
車利用
- 駐車場:¥310/回
- ロープウェー:別途有料
- 高速料金:ルートにより異なる
- おすすめ:家族連れ・周遊旅行
シーン別おすすめアクセス方法
「結局どの方法がいいの?」と迷われる方のために、旅行のシーン別におすすめのアクセス方法をまとめました。
一人旅や少人数の場合
1〜2人での訪問なら、バスが最もコスパの良い選択です。片道230〜250円と手頃で、バスの車窓から岐阜の街並みを眺めながら移動できるのも魅力のひとつ。地元の生活感を感じられるバス旅は、旅の思い出にもなります。
3人以上のグループ旅行の場合
3〜4人のグループであれば、タクシーが断然おすすめです。1人あたりの負担は375〜500円程度で、バスとほぼ同じ。それでいて荷物の心配がなく、ドア・ツー・ドアで岐阜公園まで行けるため、時間も体力も節約できます。
小さなお子さま連れの家族旅行
ベビーカーや荷物が多い家族旅行では、車またはタクシーがおすすめです。車であれば岐阜公園の駐車場(310円)に停めて、マイペースで行動できます。ただし、ロープウェー山頂駅から岐阜城までの山道はベビーカーでの移動が困難なため、抱っこ紐の準備をおすすめします。
名古屋方面からの日帰り旅行
名古屋城と合わせて岐阜城を訪れる方も多いです。名古屋からJR東海道本線でJR岐阜駅まで約20分(快速利用)でアクセスできるため、名古屋を拠点にした日帰り観光にも最適です。名古屋駅からの所要時間は、電車+バス+ロープウェー+徒歩を合わせて約50〜60分が目安となります。
岐阜城訪問をより快適にするための実践的なヒント
荷物が多い場合の対処法
大きなスーツケースを持って岐阜城を訪れるのは現実的ではありません。ロープウェーや山道での移動を考えると、荷物は最小限にしたいところです。JR岐阜駅構内にはコインロッカーがありますので、大きな荷物は駅に預けてから出発することをおすすめします。
おすすめの訪問時間帯
混雑を避けるなら、平日の午前中が最もおすすめです。特に開館直後の時間帯であれば、ロープウェーの待ち時間もほとんどなく、天守閣からの眺望もゆっくり楽しめます。
土日祝日に訪れる場合は、午前9時台の早い時間か、午後3時以降がやや空いている傾向があります。ただし、閉館時間には注意が必要です。
季節ごとの楽しみ方
岐阜城は四季を通じて異なる魅力を見せてくれます。春は桜、夏は新緑と長良川の鵜飼い、秋は紅葉、冬は澄んだ空気の中での絶景と、いつ訪れても見どころがあります。
ただし、季節によってアクセスに影響が出ることもあります。冬場は路面の凍結、夏場は熱中症のリスクがあるため、季節に応じた準備を忘れないようにしましょう。
岐阜城訪問の持ち物チェックリスト
岐阜城周辺の立ち寄りスポット
岐阜城を訪れたら、ぜひ周辺の見どころにも足を運んでみてください。
岐阜公園
岐阜城のふもとに広がる岐阜公園は、織田信長の居館跡が残る歴史的な公園です。ロープウェー乗り場に向かう途中に通るため、自然と立ち寄ることになります。園内には岐阜市歴史博物館もあり、岐阜の歴史を深く学ぶことができます。
長良川周辺
岐阜公園のすぐ北側を流れる長良川は、5月〜10月の鵜飼いシーズンには特に賑わいます。岐阜城から長良川を見下ろす景色は格別で、天守閣からの眺望の中でもハイライトのひとつです。
日帰り旅行で時間に余裕がある方は、名古屋のデートスポットと組み合わせた1泊2日のプランもおすすめです。
よくある質問
岐阜駅から岐阜城まで何分かかりますか?
バスを利用した場合、JR岐阜駅からバスで約15分、バス停からロープウェー乗り場まで徒歩約3分、ロープウェーで約4分、山頂駅から天守閣まで徒歩約8分で、合計約30分が目安です。タクシーを利用すれば岐阜公園まで約10分で到着でき、そこからロープウェーと徒歩で約12分、合計約22〜25分程度になります。
岐阜城へのバスはどの乗り場から出ていますか?
JR岐阜駅の北口(長良口)バスターミナルの12番または13番乗り場から出発します。行き先表示に「岐阜公園」「長良橋方面」と書かれたバスに乗車してください。N80系統やN系統(長良橋方面行き)、市内ループ線左回りなどが対応路線です。
岐阜城にはロープウェーを使わずに行けますか?
はい、金華山には複数の登山道が整備されており、徒歩で山頂まで登ることも可能です。最もポピュラーな「めい想の小径」で約1時間、「七曲り登山道」で約40分〜1時間が目安です。ただし、山道はそれなりの体力が必要ですので、登山に慣れていない方にはロープウェーの利用をおすすめします。
車で行く場合、駐車場はありますか?
岐阜公園に専用駐車場があり、料金は1回310円です。ただし、桜や紅葉のシーズン、大型連休中は満車になることが多いため、早めの到着を心がけるか、公共交通機関の利用も検討してください。周辺にも臨時駐車場が開設される場合がありますが、繁忙期は事前の情報確認が安心です。
雨の日でも岐阜城は楽しめますか?
天守閣内は屋内のため雨天でも見学可能ですが、注意すべきは金華山ロープウェーです。強風や雷雨の場合は安全のため運休することがあります。小雨程度であれば通常運行されることが多いですが、事前に金華山ロープウェーの公式サイトや電話で運行状況を確認されることをおすすめします。また、ロープウェー山頂駅から天守閣までの山道は雨で滑りやすくなるため、滑りにくい靴の着用が必須です。
岐阜城は、アクセスの手順さえ把握しておけば、名古屋からの日帰り旅行でも十分に楽しめる魅力的なスポットです。バス・タクシー・車のいずれの方法でも、金華山の山頂から望む360度の大パノラマは、移動の苦労を忘れさせてくれるほどの感動があります。この記事の情報を参考に、ぜひ快適な岐阜城訪問を計画してみてください。